2015年5月27日水曜日

テニスラケットと振動と飛びについて




 昔は今ほど正確に記録を残す習慣がなかったので、おそらくですが、10年以上、オーバーグリップと振動止めを使用していました。それを、昨年から1年ほどの間はやめて、オーバーグリップも振動止めもつけない、素の状態のラケットでテニスをプレーしていました。

 ラケットに振動止めを付けず、グリップも元巻きのレザーの上に何も巻かないでプレーすると、飛距離を含むコントロールや、面作りが上手く出来ていると感じて、気に入っていました。特に、優しく打つのが。

 が、最近また振動止をつけたり外したり、オーバーグリップを巻いてみたり、し始めました。


 復活したわけ

 昨年の秋と、この春と、テニスで転倒というか、飛び込んだというか、その際に、ラケットを握っている方で、ラケットを握ったまま手をついてしまいました。そのせいではないかと思うのですが、テニス後に、手にダメージ(手のひらに痛み)が残るようになりました。

 そこで、インパクト時の衝撃を緩和すれば、手へのダメージも軽くなるのではないかと思い、再び振動止やオーバーグリップを付けるようになりました。


 振動止めを使うことで何が変わるのか

 それぞれつながっているのですが、あえて分けると、下記の3種類でしょうか。

  1. ラケット
  2. プレー
  3. フィーリング
 当たり前ですが、ラケットに振動止めをつけると、その重さの分だけ、ラケットが重たくなります。また、ラケットのバランスも変わります。バランスが変わると、スイングのしやすさや、面の安定感も変わるように感じます。

 もちろん振動止めなので、打球時の、ラケットでボールを打つ瞬間の、インパクトで手に伝わる衝撃も軽減されます。メカニズムはよく分かっていないのですが、振動が軽減されることで、強く打てるというか、より少ない力で飛ばせるというか、同じ力で打つと飛びすぎるように感じます。


 オーバーグリップテープを巻くことで何が変わるのか

 ラケットに付ける位置が異なるせいでしょうが、振動止めほど、重さやバランスが変わったという感じはしません。が、振動が軽減される、同じ力で打つと飛びすぎるというのはオーバーグリップだけを巻いても感じました。

 同じ力で打つと飛びすぎるというのは、より少ない力で、今までと同じ飛びを実現できるということで、ひょっとして脱力やリラックスというものが、自分の意識や技術ではなく、振動止めやオーバーグリップテープという道具で実現できるのか?というのが、今回の、久しぶりにオーバーグリップを巻いたり、振動止めを付けてみた感想です。

 インパクト時の、手に伝わる衝撃を減らすというのは、その分だけ、効率的にボールに力が伝わっているという状態であり、好ましいものだと理解していて、いかに手に伝わる衝撃を減らすか、リラックスと言われるものや脱力と表現されるものを身に付けるか、と考えていたのですが、自分の意識や技術でなく、道具からこの問題にアプローチできるかもしれない、というのが発見なのですが、うまく伝わるでしょうか。


 振動や衝撃も取り過ぎると、それだけ情報が減って、その分だけ、プレーが雑になるイメージがありました。そのせいか、反対に、減らすことの効果には、今まであまり目を向けてこなかった気がします。減らすことが脱力につながるのであれば、是非とも取り入れて、どれくらい減らせば、どれくらいプレーが変わるのか、注目してみたいです。

 自分が意識するのではなく、道具に助けてもらって、欲する状態を実現するというのは、望むところなので、もう少し続けて、観察してみたいと思います。